神秘思想に関するブログ(ページ3)

哲学と文学での推薦図書

前回のブログでは、魔術の基礎知識として押さえておきたい宗教関連の読書をざざっと挙げてみました。今、読み返してみると駆け足なのは当然ながら、ちょっとばかり固い書物が並び過ぎかな、とも反省しているところです。今回はもう少し、読書としても楽しめそうなもの、具体的なテクニックなどが説明されているものなどを挙げていこうかなと考えています。

まずは神話の学習を

前回のブログでは、魔術や占術を学習するには、そのための専門書を読んでいるだけでは知識が不足する、とお話ししました。今回はその続きです。できるだけ偏らず、そしてあまり回り道をしないでも必要な基礎知識を吸収できそうな本を紹介してみました。今回は主に神話を扱っているものを紹介していきます。一度読み始めれば、意外に楽しめるはずです。

魔術の基礎を作ろう

最近、日本語に翻訳された西洋魔術書や錬金術書、西洋占星術の書籍などがかなり市場に出るようになりました。おかげで、今までは英語が苦手で、となかなか学ぶことができなかった人たちも、気軽に本格的な書籍で学ぶことが可能になってきました。喜ばしい限りではあるのですが、思いもよらなかった副作用的な面が気になるのも確か。今回は、連載形式でその辺りをしっかりお話したいと思います。

土地と慣習と呪術

長く続いた COVID-19 の規制が徐々に溶け始め、街にはまた外国からの旅行客が溢れるようになりました。東京の浅草寺では見様見真似でお線香の煙を浴びて参拝する異国の方々も見受けられます。みなさん、それによって何らかのご利益を願っておられるのか、はたまた単なる興味本位なのか。こうした風景を微笑ましいと感じたり、あるいは人によっては違和感を感じたりもされるようですね。なぜ、日本人がやっていればごく自然な行為を、他の国の方々がなさるとそんなふうに感じるのか。そこを突き詰めていくと文化や民族ごとに使える呪術が限定されるのではないか、という問題が浮かんできます。